▼護符を神棚に飾ることについて、この記事のポイント

護符は神棚に飾っておくだけではいけません。同じ護符を3枚用意し、1枚を神棚に、1枚は常に身に着け、1枚は祈念用にする「奉三体法ほうさんたいほう」という使い方が護符の効果を最大限に発揮する方法です。神棚がない場合は、家の中の清浄な場所で目線より高い位置に置きます。

護符と神札は違います。護符は神棚に飾るだけではダメ。

ふつう神棚には神社でいただいたお札を置きますが、このお札と護符は違います。

神社でいただくお札は「神札」といって、神さまの力の宿るものです。

その神札を家で飾る場所が神棚です。

神棚に神様がいらっしゃると思っている人も多いですが、そうではありません。

神様がいらっしゃるのは「神社」です。神棚に置いたお札に祈りをささげることで、その願いと感謝が神さまに届くのです。

つまり神札はあなたと神社にいらっしゃる神様をつなぐ中継アイテムといったところでしょうか。

一方の護符はあなたの願いを叶えるために、あなただけのために存在するものです。

神棚に護符を飾って、毎日神様と護符の両方にお願いをしたほうがいいんじゃないの?という考え方もあるかもしれませんが、護符は基本的に常に身に着けておくことで効果を発揮します。

護符を神棚に飾るのは、奉三体法という護符の使い方をするときです。

護符の使い方にはいくつかの方法があるのですが、基本的な使い方は3つです。

・常に身に着けておく・・・佩帯法はいたいほう
・室内に貼る・・・貼懸法てんけんほう
奉三体法ほうさんたいほう

この中で最も効果を発揮すると言われているのが奉三体法です。

奉三体法とは、同じ願いを込めた護符を3枚用意し、1枚を神棚に安置し、1枚を常に身に着け、1枚は毎日の祈願用に使う方法です。

同じ護符を3枚用意するのは大変ですが、護符の効果が最大になる方法です。

奉三体法を使うときに、護符を神棚に置くのであって、神棚に置きっぱなしにするということはありません。

※家にいるときは神棚に置いておき、仕事など外出するときに身に着けていくという使い方はOKです。お風呂に入るときにはさすがに身に着けられませんからね。寝るときは枕の下においても、神棚においてもどちらでもいいでしょう。

神棚への護符の置き方

護符を神棚に置くときは、神棚の形式によって少し変えたほうがいいでしょう。神棚の形式は大きく2種類あります。

●三社形

3つのお札を並べるのですが、並べる順番が決まっています。真ん中が最高位、次に向かって右手、左手の順です。

つまり、真ん中には、日本人の総氏神様である神宮大麻じんぐうおおぬさ天照皇大神宮てんしょう こうだいじんぐう)、右手に地元の氏神様のお札、左手にあなたが崇敬する神社のお札を飾ります。

この場合、護符は神棚の手前に寝かして置いておくか、天照皇大神宮のお札の後ろに立てかけます。

●一社形

お札を1カ所に重ねて飾ります。最高位は一番手前で、次が二番目・・・となります。

よって、一番手前には神宮大麻(天照皇大神宮)、次に氏神様のお札、さらに、崇敬している神社のお札という順番に飾ります。

この場合は、崇敬神社神札の後ろに護符を置いておけばよいでしょう。

神棚がない場合の置き方

神棚がない場合に奉三体法で護符を使いたいというときはどうすればいいのでしょうか?

そのときは護符そのものを室内の清浄な場所に貼って使えばよいでしょう。

貼るときの注意点としては、

・護符の内容が見えないように新しい封筒に入れて封をする
・画びょうで刺して止めない(両面テープ等で止める)
・目線より高い位置で、室内の明るい場所を選ぶ

この記事の最後で説明する神棚の飾り方を参考にして、神棚の変わりに護符を飾ると思ってください。

そもそも護符を神棚に飾るのは問題ないのでしょうか?

神棚に飾る神札は神社でいただくものですから、神棚に飾るのは当たり前ですが、護符はそもそも神棚に飾っても大丈夫なのでしょうか?

というのも、護符はあなたの願いを叶えるために、あなた専用に作られたお札です。

作成するのは巫女のように神職についている人の場合もありますが、陰陽師や道教の道士、仏教系の僧侶の場合もあります。

陰陽道、道教はもともと中国の思想。仏教はインドですね。

このあたりの歴史に詳しい人は、次のような疑問を持つかもしれません。

日本の神道とは違う思想を持った人が作成した護符を、日本の神様を祀る神棚に一緒に飾ってもいいのかな?

結論から言うと、問題ありません。日本の神道の考え方では、神様は広い心をお持ちで、すべてを受け入れてくれるとされているからです。

神棚の正しい飾り方

神棚の飾り方に関して絶対の正解はありません。目安というか、今までの慣習というものはありますが、必ずそうしなければならないというものではありません。あなたが信じる方法でOKです。

ここでは、一般的に広まっている神棚の飾り方を説明します。

太陽の方角である南向きあるいは東向きにするのが基本。

明るく清浄で天に近い場所に安置します。

次のような場所は避けましょう。

・直射日光が当たる場所
・人の出入りがある扉の上
・トイレと背中合わせになる場所
・暗くじめじめした場所

一戸建てで2階、3階がある場合は、最上階に置きます。

神棚に祈願するのに、毎日上の階に上がるのは大変なので1階に置きたいということもあるでしょう。

その場合は、人が踏みつける場所の下は避けます。

神棚の上にあたる場所には何も置かないようにするか、家具などを置いて、神棚の上を人が歩かない状態にしましょう。

マンション、アパートで下の階に住んでいる場合は、神棚を飾りたい部屋の天井に「雲」と書いた紙や、「雲」の文字をかたどった彫刻を貼り付け、「これより上が天である」と見なします。

神棚がない場合は、最近は簡易的な神棚を安く購入できるので、護符のパワーを最大にする奉三体法を使うためにも、神棚を購入して設置してもいいかもしれませんね。